やさしい税務会計ニュース
やさしい税務会計ニュース
文書作成日:2020/05/19
特別定額給付金への所得税の課税の有無

[相談]

 先日、私の住む市町村では「特別定額給付金」の申請受付が開始されました。
 1人当たり10万円の給付が受けられるとのことだったので、早速申し込みをし、現在は役所からの振り込みを待っている状態です。
 そこでふと心配になったのですが、この特別定額給付金に所得税が課税されるようなことはないでしょうか。


[回答]

 ご相談の特別定額給付金に対しては、所得税が課税されることはありませんので、ご安心ください。


[解説]

1.特別定額給付金とは

 特別定額給付金とは、当初、4月7日に閣議決定された新型コロナウイルス感染症緊急経済対策が4月20日に一部変更された際に実施することとされた、1人あたり一律10万円の給付を行うという国の施策です。
 給付対象者は、令和2年4月27日の時点で、各市区町村の住民基本台帳に記録されている人です。また、受給権者は、給付対象者の属する世帯の世帯主です(このため、特別定額給付金の申請は世帯主が行い、世帯主が世帯分をまとめて受け取る形となっています)。
 申請方法は、「マイナンバーカード」を利用し、「マイナポータル」にてオンラインによって行う方法と、世帯主あてに送られる申請書類に必要事項等を記入して郵送する方法の2通りがあります。なお、申請にあたっては、振込先口座確認書類等の添付書類が必要とされています。

2.特別定額給付金への課税の有無

 4月30日に公布・施行された国税関係法律の特例法では、「新型コロナウイルス感染症及びそのまん延防止のための措置の影響に鑑み、家計への支援の観点から、市町村又は特別区から給付される特別定額給付金については、所得税を課さない」と定められています。
 したがって、今回私達が受け取る10万円の特別定額給付金に対しては、所得税は一切課税されないこととなります。


[参考]
 新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための国税関係法律の臨時特例に関する法律4、新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための国税関係法律の臨時特例に関する法律施行規則2、「「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」の変更について」(令和2年4月20日閣議決定)など


※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。



消費税の会計処理方法の違いによる、法人税額への影響2020/05/12
新型コロナウイルス感染症の影響により受給する雇用調整助成金と、法人税2020/05/05
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置(案)2020/04/28
新型コロナウイルスによる業績悪化を受けての役員報酬減額改定と法人税2020/04/21
毎年110万円以内の贈与でも、贈与税が発生してしまう場合とは2020/04/14
浄化槽法定検査手数料についての消費税の取扱い2020/04/07
相続で取得した財産の取得費と取得日の考え方2020/03/31
新型コロナウイルス感染症の影響により納税資金がままならないときは猶予制度を活用2020/03/24
口座振替日 所得税は5月15日、消費税は5月19日に 国税庁2020/03/17
相続した一括償却資産の未償却残高の取扱い2020/03/10
期限後申告に係る青色申告特別控除の適用2020/03/03
年金支給開始年齢前に死亡した場合に遺族が受け取った死亡一時金に係る課税関係2020/02/25
共有不動産の貸付規模判定2020/02/18
上場株式等の配当に係る申告の選択単位2020/02/11
所有期間に応じた固定資産税相当額を支払った場合の所得税の取扱い2020/02/04
お問合せ
後藤千恵子税理士事務所
〒273-0005
千葉県船橋市本町1-23-3 
フレンドハウス103
TEL:047-495-5565
FAX:047-495-5504
メールでのお問合せ